マウスピース矯正
(インビザライン矯正)
マウスピース矯正って?
透明に近いマウスピース型の矯正装置(アライナー)を歯に装着して歯並びを綺麗にする治療方法です。 一人ひとりの歯に合わせて作製されるアライナーを装着し、治療の段階に合わせて新しいアライナーに交換しながら徐々に歯を動かして、歯並びを矯正します。
治療の流れは?
マウスピース矯正の治療ステップも従来の矯正治療と同じように、先ずは初診相談から始まります。治療の主な流れは、「カウンセリング(初診相談)」→「精密検査」→「治療計画の説明」→「矯正治療開始」となります。
歯並びが整ったら、一定期間は保定装置を装着して元の歯並びに後戻りするのを防ぎます。
矯正治療は何歳から何歳まで受けられますか?
平成20年に厚生労働省より発表された患者調査によると、歯列矯正治療を受けた推計患者数のうち、19歳以下は70%、20歳を過ぎてから治療された人の割合はおよそ30%となっています。成人を過ぎてから矯正を受けられた患者数の割合のみを見てみると、20代~40代が約8割、50代~70代が2割強を占めています。矯正治療は子どもの頃しか出来ないと思われがちですが、実は、幅広い年齢層の方が矯正治療を受けていることがわかります。
矯正の開始時期については、患者様の歯列の状態、歯の健康状態には個人差がありますので、詳しくは歯科医師に直接ご相談ください。
治療期間はどのくらい?
歯を移動させる量が少ないケースであれば、数ヵ月で終わることもありますが、時間がかかる複雑なケースでは、2年以上かかることも。平均的な治療期間は、1年~2年といわれています。 治療期間は先生の治療方針や治療計画等によって異なりますが、マウスピース矯正は従来の矯正治療とほとんど変わりがないと報告されています。
インビザラインのメリット・デメリット
メリット
- 目立ちにくい
透明で薄い装置であるため、装着時もほとんど目立ちません。人前に立つ機会の多い方、ワイヤーやブラケットには抵抗があるという方にはぴったりの矯正装置です。 - 痛みが少ない
インビザラインは、1~2週間ごとに新しいものと交換していきます。小さな力を持続的にかけていく装置のため、強い力がかかることが少なく、痛みが抑えられます。 - 装置・口腔の清潔を維持できる
食事・歯磨きの際に取り外して水洗いできること、1~2週間ごとに新しいものと交換することから、装置そのもの、そしてお口を清潔に保てます。 - 食べづらさ・磨きづらさが少ない
食事・歯磨きの際には装置を取り外します。装置が邪魔で食べにくい、磨きにくいということは起こりません。 - シミュレーションソフトで仕上がりをイメージしやすい
iTeroによって得たデータをもとに、現在から治療終了時までの歯並びを、事前に3D画像でご確認頂くことで、仕上がりをイメージできます。
デメリット
- 1日20時間以上の装着が必要
シミュレーションのような効果を得るためには、1日20時間以上の装着が必要になります。 - 対応できない症例もある
歯並びの乱れが重度の場合は対応できないことがあります。 - 装着中の飲食は水のみ
変形や破損などにつながることがあるため、装着中に水以外の飲み物(熱い湯を含む)、食べ物を口にすることはできません。