静脈内鎮静法について
静脈内鎮静法では血管に安定剤を点滴することで意識は保ったまま、眠っているような感覚で治療を進めていきます。
胃や大腸の内視鏡検査でも使われる方法で、非常に高い安全性が確認されています。治療後もすぐに目が覚めるため、治療後当日にお帰りいただけます。
静脈内鎮静法の流れ
- 体調やお口の状態を確認後、腕または手の甲などの静脈から点滴を行います。
- 睡眠状態になったことを確認し、点滴をしたままで、呼吸状態や脈拍、血圧などをモニタリングしながら治療を行います。
- 治療の完了と共に、鎮静剤の投与を止めます。
- 意識がハッキリするまでお休みいただき、不調などないのを確認した上でそのままご帰宅いただけます。
静脈内鎮静法の対象になる方、ならない方
- 歯科治療に強い恐怖心をお持ちの方
- 歯科治療中によく吐き気や強い緊張を感じられる方
- 複数の歯を一度に治療したり、インプラント治療をお受けいただく方
- 妊娠初期の方
- 使用する鎮静剤にアレルギーのある方
- 病気などで、静脈内鎮静法用の鎮静剤が使えない方
- 無呼吸症候群などの病気や極度の肥満、重い全身疾患などがある方
- 精神薬を長期に渡って飲み続けている方
静脈内鎮静法の治療後について
治療後は1時間程、休憩をとっていただき、回復したかどうか確認した後にお帰りいただけます。
なお、当院ではできるだけ付き添いの方とお帰りいただくか、公共機関を利用していただくようにお勧めしております。
当日は車や自転車の運転、激しい運動、飲酒、仕事や契約などの重要な判断が必要となることはおやめください。